釈迦道VS中国IT社長 激闘!!連絡待ちが続いている・・・汗

第4話 文氏と初めての攻防

日記

待ち合わせ場所のオフィスには、1時間前に到着。俺は喫茶店でブログを更新していた。

岸はまだ到着していない。

絶対に取る、このヤマ。

そんな思いでその時を待った。

岸は15分前に到着。コーヒーを飲みながら資料の確認と、今日の狙いを意思共有する。

「相手は強者の中国人。隙を見せたらやられるぞ。」岸に言った。

「了解です!」彼は強く返事した。

いざ彼のオフィスへ。

彼は受付で我々を待ち受けていた。

やられた…先手必勝じゃねえか。自分ほどの大物があえて出迎えるという行為でマウントを取りに来たか。こいつ、只者ではない。

当然セキュリティの頑丈な受付も顔パス。

早速打ち合わせに入った。

ここで文氏が次の手を出してきた。

ズームで私のメンターをリモートで参加させますね!

なんという、コンビネーションパンチ。2対1の体勢で、制圧しようとしたが、彼はそれを見透かしていた。

やられた。完全に罠。これは奴の策略。

そう思った。

メンターは女性で、既に1棟不動産を20棟位保有する、同じIT業界の社長とのこと。

玄人登場かっ、我々不動産のプロに勝つため、奴は最高のカードをだしてきた。

打ち合わせが始まる。

完全に不意をつかれここまで劣勢…なんとか取り返す。こちらに波を取り返すっ!

穏やかなスタートだった。東京を一望できるオフィスからは、湾岸に乱立するタワーマンションが異彩を放っている。

「では、本題に入りましょうか」

俺は先手を打つ。

まずは準備してきた資料一式を渡す。同じ資料をみながら、懸念点、収支の話題が進んだ。

ここまで順調。文氏も腑に落ちないところはないようだ。

そして、価格の話になった。

彼の希望は、1.9億。メンターも、建物の修繕に金がかかるとの理由で、そのくらいが妥当だと助言している。

ここが勝負どこ

私は1.9億は難しいと伝えた。本件の落とし所は1.95億。売り出し2億の中間。最低でもここで纏めなければ、この案件は纏まらない。

彼は数秒間考えた後、

「わかりました。1.95億でも検討しましょう、ただ、私の希望は1.9億です。一度この金額で交渉させてほいしい」

やはりきた、これが奴らの考え方。一度試す。俺を試す。

「わかりました」

俺はそう答えた。

「では、書面で希望をかいてください。そしたら現オーナーに交渉してきます。」

これは勝利への布石。全く何もせず断ることは今得策ではない。パソコンを覗くと、メンターがこちらをじっと見ていた。

ここには目が4つある!

そう感じた。だから、今断るのではなく、この話は書面で持ち帰る。そして、改めて仕切る。その方が確実だ、と。

彼はすぐに書面にサインした。価格は1.9億。メンターに価格の件を相談する様子はなかった。恐らくその金額で申し込むことは彼らの中で最初から決まっていたのだろう。

購入にかかる諸費用は岸の方から説明。このあたりの疑義は全く出ない。手数料の値引きも言ってこない。

その点は意外だったが、とりあえず安心した。

「では改めて来週ご報告しますね」と言って、最初の打ち合わせは終わった。

時計に目をやると約1時間が経過していた。

「やはり只者ではないですね」岸が俺に言った。

「あぁ、これは今お前が考えているよりももっとでかい話になるぞ」

岸に言葉を返した。

あのメンターが気になる…彼女こそ中国IT界の女帝ではないか…

俺はとんでもないヤマに今であったのかもしれない。

気がつくと岸は少し先を歩いていた。

「腹減りましたね!飯でも食っていきましょう!」

俺達は昼飯を探して晴海を去った。

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